知っていると便利な印刷基礎知識~用語編~

印刷用語を知っていますか?

印刷会社と打ち合わせをされたことがある方は、耳慣れない用語がでてきた経験があるかもしれません。相互で理解が違うと想定と違った印刷物になってしまう可能性もあります。 今回はデータの入稿から、印刷物納品までの工程を中心に、印刷会社がよく使う用語についてご紹介したいと思います。 ※印刷会社さん、業界等によっては解釈が違うこともありますので、参考までにご覧ください。

データ入稿~印刷物完成までの用語

データの入稿から、印刷物が完成するまでの工程をご紹介します。

(1)入稿 -読み:にゅうこう印刷用のデータを印刷会社へ支給していただくこと。
(2)校正 -読み:こうせい入稿頂いたデータを紙へ出力し色味やレイアウトを確認すること。
(3)校了 -読み:こうりょう校正が終わり、次の工程へ進めることをお客さまにご了承いただくこと。ちなみに、修正点がごく簡単な部分のみの場合に修正後、印刷会社が最終確認し、作業を進めることがあります。それを「責任校了」といい、「責了」と略されることが多いです。
(4)下版 -読み:げはん校了になったデータを刷版工程に送ること。
(5)刷版 -読み:さっぱん印刷に必要な版(印刷に使うハンコのようなもの)を作成すること。
(6)印刷 -読み:いんさつ校了になったデータを本番の機械で本番の紙に印刷を行います。
ちなみに、印刷会社での「印刷」とは基本的にオフセット印刷機等の印刷機を使った出力をさし、デジタルプリンターでの印刷は区別して「出力」とすることが多いです。
(7)後加工 -読み:あとかこう印刷後にファイルとじ用の穴あけや、切り取りやすくするためのキリトリミシン入れ、折り、製本、等の加工をする工程。
(8)納品 -読み:のうひん完成品をお客さまの指定の場所へお届けいたします。

校正工程に出てくる用語

校正は印刷での中でも特に重要な工程の一つです。校正に出てくる用語を二つご紹介いたします。

■初校
最初の校正のことを「初校(しょこう)」といいます。二回目の校正を「再校(さいこう)」または「二校(にこう)」といいます。以降は三校、四校…という具合になります。

■ゲラ
校正のために出力した校正出力紙を「校正」と呼ぶことが多いですが、文字中心の印刷物の校正出力紙は「ゲラ」と呼ぶことがあります。

まとめ

いかがでしたか?今回は基本的な用語をご紹介しました。実際の営業とのやりとり中で、わからない用語があれば気軽に聞いてください。

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