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QRコードの基本情報とDMでの活用方法

2021年10月26日 カテゴリー:デザイン

はじめに

QRコードとは、株式会社デンソーウェーブ(当時は株式会社デンソーの事業部)が開発した二次元コードです。大量の情報を小さなスペースで表現することができ、スキャナやスマホで手軽に読み取ることが可能です。
公共施設などの案内や工場での製品管理など幅広い場面で活用されており、DMなどの通知物でも例外ではありません。本記事では、QRコードの基本情報からDMでの活用方法をご紹介します。



※QRコードには、最初に開発されたモデル1と改良版のモデル2があります。本記事で紹介するQRコードはモデル2のものとなります。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの商標登録です。


 

QRコードの構造

まず、QRコードの構造とQRコードを構成する各要素の役割についてご紹介します。
QRコードは、主に@セル、Aクワイエットゾーン、Bアライメントパターン、C切り出しシンボル(ファインダパターン)、Dタイミングパターン、Eフォーマット情報の6つの要素で構成されています。

@セル
QRコードを構成する黒と白の四角形のことを指します。データセルとも呼ばれQRコード内のデータを表現しています。画像のQRコードはバージョン2ですので、25×25の625個のセルで構成されています。 セル
 

Aクワイエットゾーン
二次元コードを正常に読み取るために必要な周囲の空白スペースです。QRコードでは構成する1セルの4個分のスペースが必要になります。
画像のように1セルの大きさが0.5mm×0.5mmの場合、確保すべきクワイエットゾーンは4セル分の2.0mmとなります。 クワイエットゾーン


Bアライメントパターン
歪みによるズレを補正する役割を持った部分のことです。正面以外からの読み取りや、曲面のような部分に印刷されて歪みがあっても、各セルのズレを計算して読み取ることができます。アライメントパターン
 

C切り出しシンボル(ファインダパターン)
QRコードの角に配置されている3つの検出用パターンのことです。下画像内の図のように、上下左右どの位置から切り出しシンボルを通っても、黒セルと白セルの比率が「1:1:3:1:1」になります。
そのため、QRコードが回転していても正しく認識できます。 切り出しシンボル


Dタイミングパターン
切り出しシンボル間の2か所にある黒セルと白セルが交互に配置されている部分のことを指します。QRコード内の座標を決定するために使用されます。 タイミングパターン


Eフォーマット情報
誤り訂正機能(※後程解説します。)などに関係する情報を持っている部分になります。QRコードをデコードする(変換されたデジタルデータを元の状態に戻す)際には、まずこの部分を認識します。  フォーマット情報
 


QRコードのバージョン

続いて、QRコードのバージョンについてご紹介します。
QRコードには、表現できる情報量に応じてバージョンが設定されています。バージョンは1から40までの40種類が設定されており、各バージョンごとにデータ量や文字種、誤り訂正レベルに応じた最大入力文字数が設定されています。
また、各バージョンごとにQRコードを構成するセルの数が決められており、最小のバージョン1は21×21のセルの数で構成されています。セルの数はデータ量に応じて増えていき、最大バージョンの40になるとセルの数は177×177となります。
つまり、バージョンの数字が大きいほど、画像のようにセルの数は増え情報量が多いQRコードとなります。
QRバージョン


   

誤り訂正レベル

QRコードには、コードが汚れたり破損したりした場合でもデータを損なわずに復元することができる「誤り訂正機能」があります。誤り訂正機能には、コードの損傷度合いに応じたL、M、Q、Hの4段階のレベルが用意されています。
工場や屋外などの汚れやすい環境では、訂正能力が高いレベルQやHを選択し、汚れの心配がない環境ではレベルLを選択することもあります。仮にレベルQを選択すると、コード面積の最大約25%が損傷した場合でもデータを復元することができます。ただ、切り出しシンボルやアライメントパターンなどの、QRコードを読み取る上で大切な役割を担っている部分が大きく損傷した場合は、正常に読み取れない可能性がありますので注意が必要です。
また、誤り訂正機能を高いレベルに設定すると訂正能力は下表のように向上します。しかし、誤り訂正に使用されるデータが増え、QRコードのサイズが大きくなる場合もあるため、利用目的に応じて検討する必要があります。

誤り訂正レベル QRコードに対する面積
レベルL 最大で面積の約7%を復元
レベルM 最大で面積の約15%を復元
レベルQ 最大で面積の約25%を復元
レベルH 最大で面積の約30%を復元


DMにおけるQRコードの活用事例

ここまでQRコードの基本情報についてご紹介しました。続いて、DMにおけるQRコードの活用事例を簡単にご紹介します。もし気になるサービスがございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。詳しいご紹介資料をお送りいたします。

トラッキングDM
トラッキングDMとは、DMに印字したQRコードを読み取った履歴を専用サイトから確認できるサービスです。
誰が、いつ読み取ったのかを検証することができ、DMからWEBサイトへのアクセス履歴を確認できるのでDMの効果測定に便利です。 トラッキングDM

QRくじ
QRくじとは、1枚ごとに異なる情報が印字されたQRコードをスマホやタブレットを使い読み取るだけで簡単に参加できる懸賞システムです。
特別なアプリケーションのダウンロードや事前登録などの複雑なプロセスはありません。
1つひとつ可変のQRコードにすることで、誰がいつ読み取ったのか(DMの閲読率)を確認でき、実店舗でのイベント開催を盛り上げ、集客・販促効果を高めることができるサービスです。 QRくじ


QRコードを活用する際の注意点

DMなどの紙媒体にQRコードを印刷する場合、どうしても紙面サイズが限られるためQRコードのサイズを小さくしたいとご相談を頂くことが多々ございます。しかし、QRコードは構成するセルが大きいほどスキャナやカメラなどで読み取りやすくなり、小さすぎてしまうと読み取りづらくなってしまいます。
また、読み取り精度はQRコードリーダーのデバイスやアプリケーションによって変わる場合もあります。QRコードを活用する際の注意点については以前の記事「QRコードの印刷物を発注する際に注意する点」をご覧ください。


最後に

QRコードの構造からDMにおける活用事例をご紹介しましたが、いかがでしたか。
当社では、QRコードやバーコード印字に豊富な実績がございますので、適切なサイズをご提案しております。(※お客様ご自身での事前検証もお願いしております。)QRコードを使う印刷物やDM施策で、お悩みなどがございましたら是非お気軽にご相談ください。


参考リンク

QRコードとは|技術情報|自動認識|デンソーウェーブ(閲覧日 2021年10月26日現在)
QRコード | 株式会社デンソーエスアイ(閲覧日 2021年10月26日現在)
QRコードの情報量とバージョン|QRコードドットコム|株式会社デンソーウェーブ(閲覧日 2021年10月26日現在)
誤り訂正機能について|QRコードドットコム|株式会社デンソーウェーブ(閲覧日 2021年10月26日現在)

関連リンク

サービス・製品|ダイレクトメール
サービス・製品|カード発行サービス
TLP知恵袋|QRコードの印刷物を発注する際に注意する点


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